前回の投稿はこちらから。
今回のポルトガル旅行の目的は2つ。
ロカ岬
リスボン市内ぶらぶら歩く
この2つはあっさりと達成されました。
その中で、一番感銘を受けた本屋さんを紹介したいと思います。
バイシャシアードの辺りにある、ギネス認定の本屋さん。
もうね、カッコよすぎて悶絶しました。
ギネス認定の本屋さんがあるなんて知りませんでした。
そういえば、リスボンって本屋さんが多いんです。
地下鉄の駅で本のワゴンセールやっていたりとか。泥棒市にも本は売ってましたし。
中は世界中の本でいっぱい。子供の本もたくさん。
もちろん日本人の本もありました。村上春樹、小林一茶、三島由紀夫、谷崎潤一郎、芭蕉など。
その中でひときわ推されているのはフェルナンド・ペソアの本!
ポルトガルを代表する詩人のひとり。
私も数作品読んだことがありますが、ここまで推されているとは!
非常に仏教的というか、日本人の感覚には馴染みやすいと思います。
ユーラシア大陸西の果てにいるせいでしょうか、いわゆるヨーロッパという感じからは離れている感じがあります。
その詩人を国全体で受け入れていることに、とても心地よい気持ちになりました。
いろんな意味で大人っぽい。
いい意味で諦めているような、でも誇りがあるのも確か。
諦めるって仏教の言葉ですから、ヨーロッパで出逢う感性とは予想もしていませんでした。
中のカフェでは軽食が取れます。
ここでトーストとコーヒーをいただきました。美味しかったです。
店員さんもとても感じが良い。余裕があるというか、豊かな時間が流れていました。
カフェには本を読んでいる方、子連れの方、旅行中の方などいろんな方がいました。
長時間読書のためにいるような方も。
日本でもコーヒーショップで本を読む方は少なくないはずなんですが、なんていうか、リスボンの人は浮かれていない。地に足がついている感じの方が多い印象でした。
よくよく吟味して、一冊ペソアの本を購入し、購入した本にギネスのスタンプを押してもらいました。
スタンプは英語版とポルトガル版が用意されていました。
(私はポルトガル版を押してもらいました。)
現在、本は自宅に飾ってあります。
本屋さんを出ると、有名なペソアの像が!
一緒に写真を撮っている方も多かったです。
ペソアもこの辺りを歩いていたのとのこと。なんだか嬉しい。
この空気の中、ペソアは何を感じていたのでしょうか。
時空も時間軸もゆがむ瞬間。心地よい。
そういえば、
ホテルのフロントにもペソア。
街角にペソア。
リスボンは最早ペソアを探せ!状態です。ぜひ探してみてください。
ペソアも満喫したし、最後に少し長めにトラムに乗って景色が見たいなと思い、夕刻くらいに黄色い有名なトラムに乗りました。
リスボン市内はかなりのトラムが走っていますが、
車道を走る上に結構突然止まる
ので、歩くことは覚悟していった方がいいかと思います。
わ、素敵なトラム♡夜のリスボンも素敵よね!
ええ、何の断りもなく止まった他に降ろされました。
幸い歩いてホテルまで帰れる距離だったので良かったのですが。。
リスボンは何もかもゆったりとしています。迅速という言葉は辞書にない感じです。
そんな少し残念な気分を簡単に取り戻すことができるのも風光明媚なリスボンならでは。
夕暮れ時のテージョ川。もう言葉は要りません。
圧倒的で、小さいことなんて気にならなくなります。
色々と書き連ねてきました。誰かにとって役立つ情報になったなら嬉しいです。
今度の海外もポルトガルがいいな、と思うくらい私は好きな国でした。
次はいつ行こうかな。
お読みくださり、どうもありがとうございました!