宮本輝さんの小説、「ドナウの旅人」。
ご存知でしょうか。
実は、初めての宮本輝小説はこの「ドナウの旅人」だった私。
読みました。ええ、一気に読みました。
中欧が大好きな私。貪るように読みました。
読み終わった後、エクスペディアで航空券とホテルを検索。
ん、ウィーン行きだと、ちょうどいいのがある‥‥。
値段も期間も予定内!(2018年11月でした。)
後はクリックするだけ!!!
弱気な自分が顔を出す。
「一人で大丈夫?お金、こんなに使って大丈夫?」
「ドナウ川といえば、ブダペストじゃない?」
でも、ウィーンって好きな街だし、ドナウ川も見れるし。
女一人旅にはちょうどいい街。
一応旦那に相談。旦那が一言。
「値段も高くはないし、行ってきたら?」
その言葉、待ってました〜ーーーーーーーーーー!!!!!
クリック!予約あっさりOK!!!
実はこの時点で、出発4日前。
でも、行きたいんですもの。
というわけで、大慌てでパッキング。
勢いって大事。あっさりとパッキングは終了。
夜0時台のフライト。
羽田からドバイ経由でウィーンへ。
エミレーツ航空。
初のエミレーツ航空。中東ってどんな感じだろう?
なんて思いながら、フライトを待ちました。
深夜便だけあって、空港自体はだんだんと静かな感じに。
お店も閉まって行く。
もう、頼れるものは、自分のみ!
妙に力んでフライトを待ちました。
(当たり前ですが、海外に行くって手順は大きく変わらないので、別に力むこともなかったのですが、何となく一人って心細くて。)
ゴゴゴゴゴゴゴ‥‥
飛んだ!しばしの別れだ、東京。
機内はとても清潔で、思ってたよりいい感じ。
夜のフライトって、いいかも❤︎
機内食も結構美味しかった。
スパークリングワインをちびちび飲みながらぼーっとするのは至福の時間です。
航路はほとんど真西。
私は運良く窓際の席だったので、星と月がとても綺麗に見えました。
まるでシルクロードの上を飛んでいるような感覚。
雲間から見える街の灯りが、そこに住む人々の生活を表していました。
世界は本当に広い。
自分の世界を広げていくには、自分で歩いて見てみるしか方法はないのかもしれない。
私もドナウの旅人の登場人物の一人になったような錯覚。
一人旅の空は逡巡することを促してくる。
書いてて暑苦しい感じになったので、次に続く。